タイルカーペットの中は見えないけど汚れやダニがビッチリ

年が明けてからドライ・ウェット共にカーペット洗浄の定期清掃を立て続けにやっています。2,000㎡を超える結婚式場もあれば500㎡のオフィス事務所など様々です。

Pタイルや長尺シートなどの定期清掃は月1回に比べ、カーペット洗浄は歩行頻度にもよりますが、大体年1~2回がほとんどです。
そのため、見た目ではわかりませんが実はカーペット内部はかなり汚れが蓄積されています・・

カーペット洗浄清掃の流れと汚れ具合
バキュームでゴミやホコリを吸い取ります。ホッチキスの針はペンチなどで取り除きます。
噴霧器を使って前処理剤をカーペット面に噴霧し、汚れを浮き上がらせます。
バルチャーやポリッシャーを使ってカーペット内に入り込んだ汚れをかき出します。
かき出した汚れをエクストラクターで吸い取ります。先端から水を噴射しながら同時に汚れと汚水を吸引します。
送風機を使って乾燥させ、備品や什器を元に戻して作業終了です(場合によっては空調機を使わせて頂きます)
回収した汚水です。大抵の場合、このような真っ黒な汚水です。これだけの汚れがカーペットにあります。
カーペット洗浄清掃は大きく分けて“3つ”ある

一般的なカーペット洗浄清掃は上記のようなポリッシャーやバルチャーにカーペット用の洗剤を入れてブラシで泡を作りながら洗浄する『ウェット式』で行いますが、下記のような「OAフロア」では洗剤を含んだ水が浸透して、配線などに水が入り込んでしまい、配線で結んだ機械同士がショートしまう恐れがあるので、水分をなるべく使わない『ドライ式』が採用されます。

また、特殊な洗剤を使い、カーペット内部の汚れを粒子にしてバキュームで吸い取る『セミドライ式』もあります。
一般的なナイロン、アクリル、ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維なのかで、洗浄方法も変わってきます。

あなたの店舗やオフィスがOAフロアなのかわからない時は、実際に店舗やオフィスを歩いてみて、歩いた時に空洞があるような音がすればOAフロアになります。それでもわからない場合は、目立たない隅のタイルカーペットをペンチなどで持ち上げてみて下さい。このようなものが出てきたらOAフロアです。

※最近ではコンクリート調のOAフロアもあるので、分からない場合もあります。カーペット洗浄清掃を考えている方は、現調時に当社で確認しますので問題ありません。

ハウスクリーニングをメインとするフランチャイズ会社は材質を無視する?!

営業していたり現調した現場に伺ったりすると、たまにフランチャイズ会社を利用しているお客さんと出会うことがあります。

しかし、ウェット式かドライ式の2つしか知らない彼らには材質は2の次です。病院内やクリニックなどの建物用途に合わせた帯電防止や除菌剤配合なども使いません・・。

なので、フランチャイズ会社を利用しているお客さんのカーペットを見ると、カーペット洗浄清掃後なのに起毛されていない・洗剤をしっかり除去していないのでカーペット面が固くなっている・汚れやしみ抜きがちゃんとされていない・材質に合った洗浄方法を行っていないので変色している、などの同業者からみると「なんだ、コレ・・」と思ってしまいます・・。

けっしてフランチャイズ会社の悪口ではなくて、材質にあった洗浄方法・建物用途にあった洗浄方法を行わないと、タイルカーペットの張替えの時期が早くなったりして、結局のところお客さんのコスト増になるのを知ってもらいたいだけなんですよね・・。

良いカーペット洗浄清掃をしてくれる業者の選び方

近年、セミドライクリーニングを推奨している業者が増えました。なぜか。
それは水量が少なく済み、乾燥時間が早い事やケミカル剤、マシーンの向上で汚れが以前に比べて取れるようになった事、カーペットに対する知識がなくても失敗が少ない事などが挙げられます。

しかし、カーペットクリーニングで一番きれいになるのはやはりウエットクリーニングです。

材質や乾燥時間、水量の制限で最適な選択して提案してくれる良い業者を選びましょう。色々な手法を用意して提案してもらえるのが良い業者です。

マーケティング・コミュニケーションズ株式会社では、素材・織り方・シミ汚れの見極め(綿・麻・シルク・レーヨン・ナイロン・アクリル・ポリプロピレン・ポリエステル)など様々で織り方やパイル地の状態で触診や目視で確認し、洗浄方法をご提案しますのでお気軽にお問い合わせください。

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