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みんなを守る残留塩素とは一体どんなもの?残留塩素測定とはどういうことなのかを解説!

4月1日から毎週木曜に残留塩素測定を行う物件業務を委託しました。貯水槽清掃で行う「残留塩素測定器」を持って対象物件に行って測定する内容です。残留塩素の測定はDPD(Diethyl-p-Phenylene Diamineの略)により、塩素測定専用の測定器を用いて測定を行います。

中でも東京都では、水の色・濁り・臭い・味、そして残留塩素の数値を365日測定しなければならないと定められているため、私たちはお客様にビル内で快適に過ごして頂けるよう、日々環境衛生管理に努めております。さて、標題の残留塩素測定についてですが、まず始めに『残留塩素とは一体どんなものなのか?』そして『残留塩素測定とはどういうことなのか』をご説明致します。

まずは、残留塩素測定の内容を写真でご紹介します。

残留塩素測定_1

検体を採取する場所はトイレの手洗い場でここで測定を行います。

残留塩素測定_2

まずは測定キットに水を10ml入れます。

残留塩素測定_3

その中に紛体試薬を入れます。粉体試薬は、DPD法に定めれた残留塩素濃度粉体試薬を使用します。

残留塩素測定_4

しっかり塩素反応が起きるよう振って振って振りまくります^^

残留塩素測定_5

塩素反応後、数値を計ります。

残留塩素測定_6

およそ0.5程残留塩素があることがわかり、その数値を毎週木曜日にチェックしていく業務です。

残留塩素とは?

水道水などを消毒するために使用される塩素系薬剤を有効塩素といいます。有効塩素は殺菌や汚染物との反応、紫外線の作用で分解しますが、その後も殺菌・消毒効果を保ったまま水中に残っている有効酸素を残留塩素と呼びます。
残留塩素には大きく分けて遊離残留塩素と結合残留塩素があります。一般的には殺菌力の強い遊離残留塩素を測定し水の安全を確保しています。

塩素のメリット、デメリットは?

塩素のメリットは、病原性の菌を殺菌し感染力を失わせること。デメリットは、独特のカルキ臭、有害物質トリハロメタンの生成、量が多い場合には塩素そのものが人体に有害なことです。そのため、殺菌力を保ちつつ、害のない範囲の残留塩素濃度を保つことが必要です。また飲料水用、雑用水用など、用途によって基準が変わるので、その点についても留意しなくてはいけません。

ビル・建物の水質検査


水道水の安全性を保つためには定期的な水質検査が必要です。水道事業者の配水管から分岐して設けられた給水施設は、建築物の所有者又は管理者に検査の義務があります。 それを定めているのが建築物衛生法であり、対象となる「特定建築物」はこの建築物衛生法に基づいて維持管理しなければなりません。
水道水質基準は、水道法第4条に基づいて厚生労働省令によって定められており、検査項目や基準、検査頻度などを詳細に指定しています。中でも、給水栓における水に含まれる遊離残留塩素の含有率検査は7日以内ごとに1度と、他の項目に比べると頻度が高く、水の安全を保つためには残留塩素濃度が重要であるといえるでしょう。

旅館・入浴施設・介護施設の水質検査


公衆浴場法は、公衆浴場の経営について規定した法律、旅館業法は旅館業の業務について定める法律で、それぞれ、施設の清潔と入浴者、宿泊者の衛生に必要な措置を講じなければならない旨が規定されています。また、社会福祉施設等におけるレジオネラ症防止対策は、地域の自治体によって基準が厳しく設けられています。



浴場における感染症で最も注意が必要なのがレジオネラ症です。レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で起こり、急激に重症になって死亡する場合もある怖い感染症です。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌に汚染された細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染するので、打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどエアロゾルが発生する場所では特に注意が必要です。同様に、循環式浴槽水もレジオネラ属菌が増殖しやすく、十分に管理する必要があります。

レジオネラ属菌の消毒には、塩素が有効です。水道水は一定の残留塩素濃度があることから、レジオネラ属菌の繁殖はしづらいといわれていますが、循環式浴槽などでは塩素がどんどん消費されていきます。そのため、適切な遊離残留塩素濃度を維持することが重要となります。レジオネラ症を防ぐ遊離残留塩素濃度は0.2~0.4mg/Lを1日2時間以上保つことが望ましいとされています。

プールの水質検査


遊泳用プールは多人数が利用するため、衛生管理を怠ると感染症拡大の原因になります。そのため、プールの衛生確保を目的とした「遊泳用プールの衛生基準」が厚生労働省によって定められ、通達されています。


遊泳用プールは、プールの利用者が持ち込む汚れや菌で、絶えず汚れていきます。そのため、水の遊離残留塩素濃度を保ち、利用者の持ち込んだ汚れを消毒することが衛生管理のキモです。しかし、塩素は汚れと反応し分解されていくため、放っておくと遊離残留塩素濃度が低くなります。定期的に遊離残留塩素濃度を測定し、適切な塩素濃度を保ちましょう。特に屋外プールは紫外線や雨の影響を受けやすいため、塩素消費が激しく、注意が必要です。「遊泳用プールの衛生基準」では、遊離残留塩素濃度は0.4mg/L以上1.0mg/L以下であることと定められています。

実は水のpHも、水質を保つ上で重要になります。pHが高くなると遊離塩素の消費効果が低下し、塩素剤の効果が充分に発揮されません。逆にpHが低くなると、プール自体や施設などの腐食の原因になるので、中性を保つことを心がけましょう。「遊泳用プールの衛生基準」ではpHが5.8~8.6であることと定められています。

貯水槽や水道水の水質検査について

マコムでは、水質検査は専門研究所に委託しております。

水質検査については、定期的に行っており、残留塩素測定に伴い給水系統別に、末端給水栓において採水を行っています。高置水槽方式の場合は、高置水槽の系統別に末端給水栓にて行ないます。
検査結果が不適合となった場合は、残留塩素測定と同様に原因を調査し、速やかに適切な措置を講じます。

改善後は、再度水質検査を行ない、安全を確認してから使用致します。検査項目は、『10項目』、『4項目』、『1項目』、『12項目』となっております。

詳しい内容は、下記の表をご参照ください。

水質検査については貯水槽清掃後に行うのが一般的です。水質検査報告書は、貯水槽清掃作業報告書と併せてお客さまに提出させて頂きます。

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