汚水槽の満水センサーが壊れていて気付いたら汚水がオーバーフローしてヤバい状態に…

HPを見て頂いたビルオーナーさんから「所有物件のテナントから“なんか臭い…”と連絡があったけど、1週間前に排水管高圧洗浄をやっているので原因を調べてほしい」とご相談頂き、2023年4月に神奈川県相模原市の物件にお伺いしました。

現地に行ってみると、確かに臭うし外周からでも臭気がある…。でもテナント内は臭わず、あくまで臭気があるのは共用部。共用部にあるのは『トイレ』。ここでピンときてすぐにビルオーナーさんに電話連絡して「汚水槽はどこにありますか?」と聞いたところ、「1階倉庫下にあったはず!」ということで調べてみたところ…

そう、汚水槽が満水になりマンホール蓋ギリギリのところまで汚物が来ていたのです…。どうやらこの状態になる前に発報する満水センサーが壊れていてたようでオーバーフローしてしまったようです。すぐにビルオーナーさんに報告し、汚泥回収・ポンプ更新・満水センサー交換の見積したところすぐにやって欲しいとのことだったので4/18に、まずはポンプ更新を行うための引き抜きを行いました!

建物が駅前の一方通行ということで、道路使用許可証もしっかりとって汚水槽引抜バキュームホースが歩行者に当たらないよう、歩道側・車道側それぞれに誘導員を配置して作業を行います。

バキュームホースを地下ピットまで伸ばしていきます!

オーバーフロー(あふれ出ること)してしまった汚水槽の汚物をまずは引き抜いていきます!

バキューム車(3t車)全容量引き抜いてもほとんど水位が下がらず…。

既存排水ポンプが動作しないか確認したところ、No.1・No.2ともブレーカー投入しても電流値0.0Aで動作せず…。完全にポンプも壊れています!とり急ぎ、既存配管と蛇腹ホース接続材を用いて仮排水ポンプを設置しました!

仮排水ポンプを設置して2時間ほど経過、かなり水位が下がりましたが、油排水のスカムが大量のため、排水フロート不動作の可能性がありました。槽内の状況がわかったことで、ポンプ更新と仕切弁・逆止弁交換、ブレーカー交換など再度見積をして承認を得て、2023年5月にポンプ更新工事を行いました!

いつから引抜清掃をしていないのか不明ですが、スカムの堆積が酷いです…。バキューム車でスカムを引き抜いていきます!

引抜清掃を行ったらようやく既設ポンプ全体が姿を現しました^^

まずは左側既設ポンプを撤去。

排水ポンプと新規仕切弁、新規逆止弁を据付していきます!

同様に右側のポンプも同じようにしていきます。

電源線処理を実施してから、次に電気工事に入ります。

既設ブレーカーを撤去し、ポンプ電源線を接続、3個球排水ポンプ・2個球排水ポンプそれぞれの絶縁抵抗値測定を行っていきます。

数値に問題がないのでブレーカーを投入、新規排水ポンプの試運転確認を行います。

試運転に問題がなければ、再度ブレーカーに戻り、3個球排水ポンプ・2個球排水ポンプ各々のA数を確認をしていきます。

試運転を確認し、新規排水ポンプや仕切弁、逆止弁など漏れなどがないことを確認して排水ポンプ更新工事が完了です!排⽔不良原因は吸い込み⼝に⼤量に絡まった髪?だった模様です。

汚水槽はビル管理法で定められている特定建築物以外でも、6か月1回が理想的ですが、汚水槽の汚れ具合によっては、より短い間隔での清掃が求められます。排水の性質や、排水量、汚水槽の容量によっては通常より汚れやすい場合があるので、私たちのような清掃業者と相談して清掃頻度を決めましょう!

清掃費・工事費についてお悩みの方へ
次のようなことでお悩みでありませんか?
・現在頼んでいる定期清掃の価格は妥当なのか
・定期清掃の年間コストを下げたい
・今より丁寧な作業をしてくれる業者はいないか
・どのような頻度で定期清掃を頼めばいいか
もしも、清掃・工事についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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