【※閲覧注意】小便器系統排水管は定期的にメンテナンスしないと排水管内は酷い状態に…

2023年6月半ばに、定期清掃などを行っている10階建てのビルで「3階の男子トイレの小便器が全部詰まった」とご連絡をいただき、夜間に緊急対応を行いました!小便器は節水型を使用し、カルミックを併用していることから尿石詰まりではなさそうです…。

考えられる原因としては横引き排水管、もしくは縦管に異物や汚泥が詰まっている可能性が高いです…。排水管構造はマンション図解ですがこのような感じになります。小便器全部が詰まるということは「排水横引き管」「排水縦管」のいずれかになります。

3階小便器1台を外し、そこから排水管洗浄ノズルを入れて洗浄し、汚泥の塊をそのまま汚水槽に流すと排水ポンプの詰まりを起こす可能性があるため、縦管パイプシャフトの掃除口がある下の階の機械室で汚泥を回収していきます。

結果としては排水横引き管と排水縦管両方が詰まっていた感じで、パイプシャフトから汚泥が出るわ出るわ…。

【※閲覧注意】回収した汚泥がこちら!1フロア分でこれだけの汚泥が出てきました!

詰まりは解消しましたが、各階の排水管内にはかなりの汚泥が蓄積していると考えられ、後日有料ですが内視鏡カメラを排水管内に入れて調査を行いました!

各階の排水横引き管は詰まる一歩手前な状態がほとんどでした…。

早急に小便器系統排水管洗浄の見積り依頼をいただき、また公共施設ということもあり使用頻度が高い小便器なので、次年度から2年に1回という排水管洗浄メンテナンスを仕様書に入れて頂くことになりました!一応、調査で行った箇所はテスト洗浄後、内視鏡を用いて確認すると異物・汚泥はキレイに除去!

はじめに尿石除去剤を散布して柔らかくし、10階建て各フロアの男子小便器を脱着し排水管洗浄を行う仕様となり、3日間に分けて行う洗浄工程を提案して了承を得て、2024年度から行っていくこととなりました!

大便器の場合は、排水管が太いこともあり排水管詰まりは稀ですが、排水管には少なからず異物や汚泥が付着しています。その異物・汚泥にまた新たに異物・汚泥が引っ掛かり、詰まりの原因となりますので、テナントビル・オフィスビルでも少なくても2~3年に一度は小便器排水系統の排水管洗浄を推奨します<m(_ _)m>

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