検索順位も上がってか、排水管高圧洗浄のお問い合わせが6年前から右肩上がりに増えてきています！お問い合わせを頂く中で、もっとも多いご質問が「排水管高圧洗浄ってどこをやるの？」というご質問です。

今回は排水管高圧洗浄の作業箇所について、事例を踏まえてお答えしていこうと思います！初めて排水管高圧洗浄を依頼するビルオーナーさんやマンションオーナーさん、管理組合さんのご参考になればと幸いです。

排水管高圧洗浄で使用する機材は業者によって様々ですが、マコムでは車載型の高圧洗浄機を使用しています。積み下ろしも重量があってできないので、まさにそれ専用の車両という感じです。

排水管高圧洗浄は、各世帯の排水管洗浄をする前に、まずは共用枡という横引き本管の枡洗浄から行っていきます。共用枡を先に洗浄する理由は、共用枡に汚れが蓄積していた場合、上階から段々下階へ施工していくと、上階の汚れが下階へ落ちて管が詰まってしまい、水の逃げ場がなくなり溢れしまいます。それを防止するために、まずは共用枡から先に洗浄を行います。

共用枡が終わったら、さっそく各専有部（世帯）の洗浄に取り掛かります。先ほども解説した通り、上階からだんだん下階へ施工して行くと、上階の汚れは下階へ落ちていきます。これが溜まっていくと下階の管は落とした汚れによって詰ってしまい、水の逃げ道がなくなり溢れてしまうので、この様な事故を防ぐ為に下階から清掃していきます。

各世帯の専有部に関しては順番は特に決まっていませんが、玄関から一番遠い排水管からマコムでは洗浄していきます。なるべく各世帯への滞在時間を短くして入居者さんに負担を掛けないよう、作業導線を考えて排水管高圧洗浄を行っていきます。排水管高圧洗浄作業の専有部作業箇所は以下の場所になります。

排水管高圧洗浄作業箇所：浴室排水管

浴室排水は、シャンプーやリンス、石鹸カスや皮脂汚れ、髪の毛などで管に汚れが付着しやすい箇所です。排水管洗浄以外にも排水トラップの洗浄も行います。

排水管高圧洗浄作業箇所：キッチン排水管

キッチン排水は、用途から食材の端材などが流れやすいので、排水管を詰まらせる原因になりやすい箇所です。たまにペットボトルのキャップが流れてしまい、管にハマって水が流れないという事例もあるので、ペットボトルのキャップに注意してください。

排水管高圧洗浄作業箇所：洗濯排水管

洗濯排水は、洗濯石鹸や洗濯から発生したホコリなどが蓄積されやすく、ホコリは乾いたら管に付着しやすい箇所です。また、近年では乾燥機能付き洗濯機の影響で、排水トラップの水が温風で蒸発し、排管の臭いが上がってくる事例が多くなっています。乾燥機能を使う場合は、トラップの水が充分かを確認してください。

排水管高圧洗浄作業箇所：洗面排水管

物件によっては洗面台が無い場合は実施しませんが、洗面台が設置されている物件は作業を行います。洗面排水の管は細いため、高圧洗浄機で洗浄を行うと管が損傷してしまう場合もあるので、強力な排出力と吸引力をもつ「サクションポンプ」で作業を行います。

排水管高圧洗浄作業の時期や頻度について

排水管高圧洗浄作業の清掃頻度はマンションの世帯数が多いほど「年1回」が推奨されます。世帯数が多いほど詰まりの原因となる「油硬化」や「異物」が管に付着する率が高くなる為です。また、どこか1世帯でも管詰まりが起きたら、他の世帯まで影響するリスクがあります。

水のトラブルほど面倒くさくてお金が掛かることはありません。そういったトラブルを未然に防ぐためにも排水管高圧洗浄作業は「年1回」やっておきましょう。

排水管高圧洗浄作業箇所：まとめ

いかがだったでしょうか。排水管高圧洗浄を行っている業者はたくさんいるので、洗浄機などの大小はありますが、基本的には業務用高圧洗浄機を用いて排水管高圧洗浄作業を行うのがほとんどです。…たまにケルヒャーなど家庭用高圧洗浄機で作業する怪しい業者もくらしのマーケットなどにはいるようです。

年1回の支出になるのでなるべく価格を抑えるのはもちろんですが、ネットで調べた排水管高圧洗浄業者がどのような実績があるのかもチェックするポイントです。また、排水管高圧洗浄は各世帯に入って作業を行う為、「本当に作業しているのか？」と見えにくい部分です。そのため、マコムでは作業後に写真付作業報告書を提出いたします。

清掃費についてお悩みの方へ
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