11月末にWEBよりお問い合わせ頂きました、「箱根芦ノ湖なだ万」さん。
お見積もりの承認が下り、まずは床面剥離清掃を23日の夜間に行いました。
幸い、なだ万さんの厨房は熱湯が出たので希釈した剥離剤を床面の塗布すると、1回の剥離作業で全てのワックスが除去できました。
あとはゆっくりとポリッシャーで既存ワックスを除去して、隅などはハンドパッドとケレンで古くなったワックスを取り除きます。
古くなったワックスを取り除いた剥離剤を回収しても、床面にはアルカリ成分が残っているので、中和剤を入れて再度洗浄を行い、十分に乾燥させたのち、ワックス塗布になります。
下地材を1回、ワックス2回塗布しました。下地材が乾くのに時間が掛かってしまい、作業時間が押してしまい、この時点で少し焦りを感じます。
下の画像は、下地材1回・ワックス2回を塗布した床面と、ワックス除去し中和作業を行いワックスを塗布していないところの差の部分です。
今回のなだ万さんは、レストランなので机とイスがかなりあって、2つに分け、片方に机とイスを全て動かし、片側を作業してワックスが乾いたらもう片方に物品を移動する方法をとりました。
もう片側も剥離剤を塗布。こちらも1回の剥離剤塗布で古いワックスがすべて除去できました。
古くなったワックスを機械でしっかりと除去して、汚水を回収をして再度中和作業を行ってから下地材を塗布。こちらも下地が固まるまで時間を要し、またもや焦りを感じます^^;
剥離作業は、いかに古いワックスを除去できるスピードを早めるか、いかに下地材とワックスの乾燥スピードを早めるかかが勝負になってきますね。自動床洗浄機を持ってこなかったことを少し後悔し始めます・・。
下地材が乾いてから、仕上げ剤として新しいワックスを2回塗布していきます。今後の定期清掃メンテナンスをドライ方式で行うのでそれ専用のワックスになります。
剥離をする前の床面は、黒く汚れていたのでその差は歴然です。
初回が剥離作業ということで、電源の位置や汚水の廃棄、現場構造など現場仕様も初めてだったので、初回はどうしても時間が掛かってしまいますが、2回目以降はそういった情報をスタッフ間でシェアするので、今後の清掃作業は時間短縮が可能となってきます。なだ万雅殿さま、営業時間ギリギリで申し訳ございませんでした。
私たち、マーケティング・コミュニケーションズ株式会社のビルメンテナンスが果たすべき使命は、ワックスを塗り替える作業ではありません。フロアをきれいに維持することで、オーナー様や管理会社様、さらにはその先にいる利用者様や入居者様に喜んでいただくことです。
今回の専用ワックスは、利用者様や入居者様が満足し、それによって評判が上がればオーナー様・管理会社様が満足する。オーナー様や管理会社様から契約更新や新規契約があれば、ビルメンテナンス業者も満足する。マーケティング・コミュニケーションズ株式会社のビルメンテナンス事業は、「三方善し」への貢献を目指しています。