床の黒ずみ・汚れの本当の原因は?
床定期清掃をしても黒ずんでいる床面をよく見てみると、ワックスの層が2層あります。
ワックス掛けをした新しいワックスの層があることが分かると思います。
この取り残されたワックスが劣化すると黒ずんできます。
床面の黒ずみ・汚れは、劣化したワックスの黒ずみ・汚れがほとんどです。
美観維持・床材維持のためにも定期的な剥離清掃を行わなければいけません。
※そもそも“剥離清掃”ってなに?
剥離(ハクリ)清掃は、剥離剤を使用して古いワックス塗膜を完全に除去し、
床材を素材の状態に戻し、もう一度新しいワックス層を作る作業です。
床面をほぼ新品の状態に回復するので見栄えがよく、計画的に行うメンテナンスです。
通常の床面洗浄にくらべ手間がかかり、安全管理にも十分気を配必要があります。
定期清掃契約を結んでいる、大和市の公共施設の床面剥離清掃を、5月1週から2週に掛けて行いましたので、事例と共に解説します。
事務室の床面剥離清掃ビフォーアフター
<作業前>
<作業中(剥離剤塗布・ワックス除去作業)>
<作業後(中性洗浄後ワックス3枚塗布)>
廊下の床面剥離清掃ビフォーアフター
<作業前>
<作業中(剥離剤塗布・ワックス除去作業)>
<作業後(中性洗浄後ワックス3枚塗布)>
階段の床面剥離清掃ビフォーアフター
<作業前>
<作業中(剥離剤塗布・ワックスを手作業による除去作業)>
<作業中(剥離剤塗布・洗浄機による除去作業)>
<作業後(中性洗浄後ワックス3枚塗布)>
専有部の床面剥離清掃ビフォーアフター
<作業前>
<作業中(剥離剤塗布・ワックス除去作業)>
<作業後(中性洗浄後ワックス3枚塗布)>
建物管理仕様書内には、年1回の剥離清掃実施とあるんですけど、以前契約していた清掃業者さんは剥離清掃を行っておらず、数年間蓄積されつづけたワックスが何層にも積み重なっていました。
作業翌日、鍵の返却に訪れた際に職員の方から「こんなにキレイにしていったい何したの?」と聞かれました。話を聞いてみると“剥離清掃”の意味が分からず、ワックスを取り除くとこんなにキレイになるものだと知らなかったようです^^;
でも、職員さんが写真を撮るほど喜んでいただきました。次回の定期清掃からはワックスを使わないドライメンテナンス方式で行っていきます!