スリッパ歩行で土足歩行しないホテルや旅館でもカーペットはコレだけ汚れているもんなんです

8月のお盆明けに、神奈川県湯河原町にある温泉旅館さんから「館内すべてのカーペットクリーニングの見積りが欲しい」とご相談をされ、現調後見積をお出ししたところ了承を得たのですが、施工を9月中にというお話だったのですが、頂いた指定曜日だと9月はどうしても予定が合わず無理を言って10月に施工させて頂きました!

こちらの温泉旅館さんは3階建てで、和室のすべての玄関部と洋室、ロビーがカーペットクリーニングの清掃箇所になります。まずは旅館全体のカーペットのバキュームをします。縦型ブラシが内蔵されているカーペット専用バキューム「アップライトバキューム」を使ってカーペット内部に入り込んだ汚れを除去していきます。

カーペットクリーニングは、バキューム作業が8割と言われるほどめちゃくちゃ重要です。日常清掃など業務用掃除機からアップライトバキュームに変えただけで、これまでけもの道だった廊下が改善されたこともあります。バキュームを終えたら酸性溶剤を希釈した洗剤をカーペット面に噴霧、というか噴射していきます!

カーペットクリーニング・カーペット清掃を行う清掃業者の中には、農業用の噴霧器か加圧式の噴霧器を使う清掃業者もいますが、それではカーペット表面だけに洗剤が付き、汚れが溜まった内部まで届かず汚れを分解できません…。マコムでは吐出力が強力で絶対的水分量を吐出するカーペット専用噴霧器を使用しています。

吐出が強いので、カーペット内部まで洗剤が浸透し汚れを分解します。数分おいて分解した汚れをアジテーション(摩擦力)で、より洗剤の界面活性剤に混ぜていきます。

泡だった洗剤の中に汚れを混ぜ合わせたら、約90℃の温水とアルカリ性洗剤を噴霧しながら汚水を回収していきます。

この中和作業をしないとゴワゴワな仕上りに…。カーペットクリーニングは頭髪の洗浄と同じです。シャンプー(酸性)で頭皮の皮脂汚れを落としますが、そのままだと頭髪は傷つきバサバサに…。そのため、リンス(アルカリ性)で中和することで髪の毛をなめらかにしますよね?実はカーペットクリーニングも同じなんです^^

また90℃の温水をカーペットに噴霧することで、アジテーション(摩擦)で寝てしまったカーペットのパイル(毛)をバキュームと同時に行う事でパイルを起こすことができ、ふんわりとした仕上りになります。温水噴霧とバキュームによる汚水回収をしながら終わった部分を送風機で乾燥させていきます。

こちらの旅館は、階段部分もカーペットになっているので、まずはバキュームが当たらない箇所に溜まったホコリやゴミなどを取り除きます。

階段や踊り場の四隅のホコリやゴミをある程度まとめてからアップライトバキュームを掛けていきます。

ブラシを付けたハンドポリッシャーで、他のカーペットクリーニングと同じようにアジテーション(摩擦洗浄)を行います。

他のカーペットクリーニングと同じように90℃の温水を噴霧しながら、汚水を回収していきます。

そうやってカーペットクリーニング作業を行っていって、回収した汚水がこちら!玄関でスリッパに履き替えて外からの汚れを旅館内に持ち込まないはずのこちらの旅館でも、これだけの汚れが回収できます。外からそのまま土足で歩行するオフィスなどはもっと汚れているということです。

最期に玄関ホールをアジテーション(摩擦洗浄)をして、温水噴霧&バキューム汚水回収していきます。

カーペットクリーニングが終わったら、夕方から来られる宿泊客さんが濡れて不快な思いをしないよう、送風機やエアコンを使ってカーペット面の乾燥を早めます!旅館やホテルによっては、カーペットクリーニングをした日はカーペットが濡れているので全館休業する場合もあります

こんな感じで終えた湯河原にある温泉旅館のカーペットクリーニングでした!最後に休憩中、壁にいたカマキリの真似をするスタッフを紹介して締めくくります^^

 

清掃費についてお悩みの方へ
次のようなことでお悩みでありませんか?
・現在頼んでいる定期清掃の価格は妥当なのか
・定期清掃の年間コストを下げたい
・今より丁寧な作業をしてくれる業者はいないか
・どのような頻度で定期清掃を頼めばいいか
もしも、清掃についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

 

関連記事一覧

目的別に探す

対応エリア

PAGE TOP