羽蟻(羽アリ)が飛んでいたら「シロアリ被害」のサイン?初期の対処方法を詳しく解説

先日、シロアリ被害にあっていた空き家のシロアリ駆除・防蟻工事の見積がオーナー様の承認を得たので、10月2日に藤沢市にある貸家のシロアリ駆除・防蟻工事を行いました。

工事内容は、床下開口して駆除薬品散布、蟻道工事となります。

床下開口前
床下開口作業後
開口周り養生
床下木部薬品散布
床下木部薬品散布
床下土壌薬品散布

シロアリは、あなたの大切な住まいの土台や柱などの木部を食べて、家の強度や寿命を著しく低下させてしまいます。シロアリ被害は、目で見て簡単に確認できないので、次のような点があれば疑いましょう。

        • 春~夏にかけて羽蟻をたくさん見た
        • 床がフワフワと浮いたようになってきた
        • 床がギシギシときしむ
        • 水漏れなどがある
        • もしくは水漏れがあった
        • 建物自体湿気が多く感じる
        • 室内の木部の周りに砂や木くずが大量にある
        • 室内の木部に溝がたくさんある

シロアリは巣を壊滅させないと、駆除することが難しく、このシロアリの巣を探し出すことが駆除への第1歩となります。シロアリの巣が特に多くみられる場所は水廻りが多く、「お風呂場」「トイレ」「玄関」「キッチン」「畳の下」などに集中しています。床下に潜ってこの周辺を重点的に点検しましょう。

今回のシロアリ駆除と防蟻工事でも水廻りや湿気があるところをしっかりと行いました。

勝手口薬剤注入
勝手口薬剤注入
玄関薬剤注入
玄関巾木薬剤注入
玄関外部枠薬剤注入
浴室枠及び浴室内壁

ですが、シロアリの巣は土中や壁中などにあることが多いので、見て目で発見することは難しいのが現状です。床下や建具など蟻道と呼ばれる「アリの通り道」がないかを探しましょう。シロアリは木材の外側を残して中だけを食べますので、土台や大引きなどは叩いて音の違いを確認するようにしてください。もし不安でしたら現地調査は無料ですのでお気軽にご相談ください。

もしシロアリの羽蟻がいたらどうすればいいの?

では、実際に室内や庭にシロアリの羽蟻がいたらどうすればいいのか?

・殺虫剤は使用しないでください!

シロアリの羽蟻がいたら、ついついやってしまいがちなのが「殺虫剤の噴霧」です。

ですが、市販の殺虫剤を使用すると、シロアリが警戒して逃げて(散って)しまいます。「えっ、いいじゃん!駆除もできてるし…」とお思いでしょうが、シロアリは群飛した場所からそう遠くない所に生息しています。

殺虫剤を噴霧したことで、逃げてしまったシロアリが別の離れた場所に巣(コロニー)を生成するケースもあります。

その後の駆除作業に大きく影響を与えてしまうこともありますので、とにかく刺激を与えずに静観することにより、今後の処理や駆除がしやすくなります。万が一殺虫剤を噴霧してしまったら、壁や床に張り付いた大量の羽蟻を処理するのは非常に大変ですよ。

・でも羽蟻が尋常じゃない数が気になる…

「羽蟻が大量にいて、とてもじゃないけど静観なんかできない!」という方には、掃除機で吸い込んで処理してください。掃除機に吸い込まれたシロアリは、1日も経てば死んでしまいますので、それから掃除機でいた場所を掃除してください。テープを使うなども有効です。

 

羽蟻やシロアリがいたら、まずはこれらのことをして、すぐにシロアリ駆除業者へ連絡しましょう。時間が経てばたつほど、被害が大きくなっていきます。

ですが、気を付けてほしいのが『シロアリ駆除は各業者によって単価がまちまち』です。また、施工方法や範囲など各業者・担当者によって違うことがありますので、2~3社の相見積を取ってみることをおススメします!

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