床の定期清掃で使われる従来の業務用ワックスとマコムのワックス黄変具合を比べてみた!

清掃会社が床清掃を行ったあと、床材の保護や光沢を出すためにワックスを塗ることはご存じだと思います。国内メーカーだとホームセンターなどでもフローリング用のワックスも売っている「リンレイ」などが有名でしょうか!

その他にも「コニシ」「ペンギンワックス」「シーバイエス」など多くの国内メーカーが、床材質や歩行頻度に合わせて、耐久性重視・光沢性重視など色々な仕様に変えたワックスを販売しています。多くの清掃会社やビルクリーニング会社はこういった国内メーカーのワックスを使用しています。

 

ワックスは床材の保護という大きな目的の他に、光沢剤も入っているのでツヤが出て「ワックスを塗るとキレイになる」と思いますよね?でも、実際はワックスが美観を損なえているって知っていましたか?

黒ずみや黄変が発生し美観維持が困難になる従来の業務用ワックス

床洗浄した後に、新しい業務用ワックスを塗る従来の床定期清掃システムでは、ワックス表面を溶かす洗剤と硬めのパッドを仕様してワックス表面を溶かして削りながら、洗浄した汚れを取り除きます。

その後業務用ワックスを塗布して光沢を出しますが、作業時に毎回ワックスを塗布するため、取り除けなかった汚れをワックス内に閉じ込めて黒ずみを発生するリスクが非常に高くなってしまいます

また、洗浄時に洗浄剤が一度ワックスを溶かすため、溶けたワックスと汚水が洗浄中に乾燥して固まってしまったり、ビルドアップしてしまったりとフロアを汚す原因になっていました。その結果、どんどんフロアが汚れていき定期的な剥離作業を行う必要があります。

実際どのくらい黄色くなってくるのか?従来の業務用ワックスで実験!

業務用ワックスには、「汎用」「耐久性」「光沢性」「高濃度」といくつかカテゴリ分けがありますが、今回は1つのもので多くの床材に対応している汎用ワックスを使ってみようと思います。

まずは何も塗っていない無地の状態のPタイルです。これは剥離後や長年床清掃をしていないところなど、洗浄後は多く物件がこの無地の状態になります。

この無地の床材に汎用ワックスを5層塗った状況です。剥離清掃後などは大体がこの5層塗った状態で清掃会社からお客様に引き渡されます。

…もうこの時点で光沢はすごいですが、本来の床材より黄色く・黒くなっていることが分かるかと思います^^

続いて5層→10層の比較です。剥離清掃や初回の床定期清掃から約半年が経過したイメージ。

光沢性が高まっている分、より黄色くなってきました。

初回の床清掃・剥離清掃後から2年が経過した床面をイメージ。

床定期清掃の度に新しいワックスを塗り重ねているので、取り切れなかった髪の毛などワックス内に入り込んでいる様子も加味してみました^^;

無地から25層まで従来の業務用ワックスを塗り重ねてみた結果です!だいぶ黄色くなってしまったことがわかりますね!

業務用ワックスを塗り重ねただけでこれだけの黄ばみなのですが、これに洗浄で落としきれなかった汚れ(黒ずみ)もワックス内に閉じこめてしまうので、床面はかなり黒くなります…。

黒くなった・黄色くなった床面はどんどん黒くなっていくわけではなく…

で、この黄ばみ・黒ずみはこのままというわけじゃなく、この状態までいくと、歩行によってワックスを削っていきます。そうなるとどうなるかというと、、、

こういった「けもの道」ができ上がります!歩行頻度が高い中央部はワックスが磨耗して床材の地に近い色、両サイドは取り切れなかった汚れをワックスに閉じこめてしまうビルドアップ(皮膜の蓄積)によって美観を損ねてしまうわけです。

 

まぁ、ここまでの状態になるまでに清掃会社は、古いワックスを取り除く剥離清掃を行いますが、清掃会社が自分たちが落としきれなかった汚れと、自分たちが塗ったワックスのせいで剥離清掃周期を早めているということです。なんとももどかしいです^^;

 

ワックスの塗布はビルメンテナンスの「手段」でしかなく「目的」ではありません。真の目的は「美観の維持」。つまり、ワックスの塗布が美観の維持につながらないのであれば、やる意味がないですよね?

マコムで使用するワックス成分は黄色くならない!

新規契約物件などは、初回の床定期清掃は剥離作業をします。

これは、前の業者がどのように作業をしていたのか、どのようなワックスを使っていたのかを把握できないからです。そして、その清掃方法でご納得して頂けなかったから私たちと新しくご契約をして頂いたということなので、一度床面の状況をリセットします。

剥離清掃後は、新しいワックスを塗布する前にフロア用下地剤「シーラー」を2層塗布します。下地剤が床の微細な隙間に入り込むことで、ワックスの光沢感をアップし、床材の長寿命化に繋げるためです。

シーラーを2層塗布して、乾燥してから黄変しないワックスを3層塗布し、計5層塗布してからお客さまへ引渡しします。従来の業務用ワックス5層と私たちが清掃した5層を比べてみてください!

この時点で従来の業務用ワックスは黄ばみが出ていることが分かりますね…!

従来の業務用ワックスを床定期清掃毎に塗っていくとドンドン黄ばんでいくことが比較するとわかると思います。

私たちマコムで使用するワックスは、黄変の原因となる「スチレン」「ウレタン」を含んでいないので、透明度が高く柔軟性のある皮膜が長期間維持できます。

ワックスを極力塗らない、光沢が出なくなったらワックスを塗るだけ!

マコムの床定期清掃は、黒ずみや皮膜の蓄積(ビルドアップ)を防ぐため、極力ワックスを塗りません。ではどのように床をキレイにするのか?

従来のシステムでは、ワックス表面を溶かすアルカリ洗剤と硬めのパッドを仕様してワックス表面を溶かして削りながら、洗浄した汚れを取り除きます。

 

その後ワックスを塗布して光沢を出しますが、マコムでは、電解力が優れた中性洗剤で、柔らかい洗浄パッドをポリッシャーや自動洗浄機に取り付けて洗浄を行います。

 

そのためフロアに塗布されたワックスを削り取ることなく、ワックス表面に付着した汚れだけを取り除き、ワックスを塗布せずにバフィングにより光沢を復元します。

 

ビルドアップしたワックス皮膜を定期清掃の度に減膜して徐々に床材本来の色に戻す方法などもありますが、やはり清掃会社を切り替えたとなれば、「前の清掃業者と全然違う!」っていう結果をすぐに見たいですもんね^^

 

バフィングでどのくらい光沢を復元できるのか?その様子を動画で撮影しましたので見てみてください!

天井の照明がバフィングをすることで写像性が上がっていることがお気付きですか?

もう一つ、バフィングの動画をご紹介!こちらはバフィング後、光沢が復元されて床面にスタッフが写り込むほど光沢が上がっていきます。

私たちが使うワックス内には『光沢復元剤』の成分も入っているので、床洗浄で汚れを取り除いてからバフィングで光沢復元ができるのです。従来の業務用ワックスでは、バフィングだけではここまでの光沢値は復元できません。

 

極力ワックスを塗らない。バフィングで光沢を復元させて、それでも光沢が出なくなったら新しいワックスを塗り、バフィングで床面を硬化して汚れにくいワックス皮膜を作るのです。

 

そのため、美観維持をしながらケミカルコストを削減できるので、他の清掃会社やビルクリーニング会社より床定期清掃の費用が落とせるというわけです。

 

しかも、10年以上剥離清掃をしなくても美観が維持できるので、今ではコスト削減+美観向上を目的に、私たちのシステムは歩行頻度が高い『商業施設』『スーパー』『駅ビル』などでも採用して頂いております。

 

このマコムの床定期清掃システムを導入することで、剥離清掃や極力ワックスを塗らないので、ワックス乾燥までの歩行禁止制限などからも解放されます!

剥離清掃廃液は今では産業廃棄物として処分しなくてはいけないので、その費用もなくなりますよ!

 

「コストを落としたいけど美観も落としたくない…」とお考えであれば、特設ページをご用意しましたので一度読んでみてください^^

→ マコムの床定期清掃特設ページはこちら

 

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