おかげ様で昨年末から毎日バタバタしていて、2021年12月の施工事例ブログ記事を全然更新できていませんでした…。GWという連休を使って一気にご紹介していきたいと思います^^
さて、今回ご紹介する記事は、4年目を迎えた官公庁施設の約2,800㎡、年1回のカーペット清掃の様子です!
カーペット清掃は、とにかくバキューム作業がもっとも大事!家庭用はもちろん、業務用掃除機でもカーペット内部に入り込んだ汚れは早々回収できません!そのため、マコムでは“カーペット専用バキューム『アップライトバキューム』”を使って、ドライソイルを除去していきます、
ドライソイルとは?
ドライソイルを日本語表現すると「乾燥土壌」で簡単に言えば靴底の外でついた汚れのことです。
カーペットは埃や髪の毛など汚れをしっかりホールディングします。ドライソイルもそうです。
掃除機などで定期的に汚れを除去しないと、それらの汚れがどんどん下に溜まっていきます。
その中で一番強い汚れがドライソイルです。アップライト式の掃除機をまめにかけたとしても、ドライソイルは完全には除去できないほど強敵です。まして家庭用掃除機では絶対無理です。
逆に言えば、ドライソイルさえ除去できればカーペットクリーニングは成功です。
カーペット専用バキューム“アップライトバキューム”とは、カーペット素材を傷付けない硬めのブラシが付いたバキューム機材。
このブラシでカーペット内部に入り込んだドライソイルを回収していきます。つまり、アップライトバキュームは“ゆっくりやる”のがポイントです!マコムでは、このアップライトバキュームを使用してドライソイルを丁寧に回収。回収が終えると油分汚れを洗剤で分解する『前処理作業』を行います。
この前処理作業は、高温水であればあるほど分解効果を発揮するので、事前に高温水を作り、洗剤を希釈しておきます。また、加圧式や農業用ポンプだとカーペットの表面にしか希釈洗剤が掛からず、そのまま乾燥してしまうので、カーペット内部まで洗剤が行き届くよう、吐出力が強い専用機材を使います。
CHAT(チャット)の理論
汚れの全てに言えることですが汚れを落とす際に必要な要素が4つあります。
汚れは機械や手作業で落とすものと日本ではそう思っている人も多いのですが、実際には80%以上が洗剤の力です。機械は洗浄効率を上げる道具に過ぎません。『洗剤・熱・摩擦・時間』、この4つのバランスで汚れを落とすのです。
そのため、切っても切り離せないのが「CHATの理論」です。
「C」ケミカル(洗剤)…分解・乳化を行う要素
「H」ヒート(熱)…ケミカル(洗剤)の働きを活性させる要素
「A」アジテーション(摩擦)…ケミカルの分解作用を活性させるために必要な要素
「T」タイム(時間)…ケミカル(洗剤)が汚れを分解・乳化させるために必要な要素
いずれも25%ずつが理想。
汚れと洗剤の反応時間を置いてから、アジテーション(摩擦作業)を行い、洗剤が汚れを分解する働きを活性させます。ポリッシャーなどのブラシで物理的な刺激を与えることで繊維の奥まで入っていき、汚れをかき出していきます。
アジテーションが終わったら、乾かない程度に時間を置きます。そのあとはリンサー・エクストラクターと言われる機械で酸性洗剤を希釈したリンス作業をしながら中和し、汚水を回収していきます。作業前後がこちら!
カーペット清掃は本当に奥が深く、インスタやYoutubeなどを見ると、バキューム→エクストラクターだけをやって『コレだけ汚水が出ます!』なんて言っていますが、汚れはもっと深い所にあり、彼らがいうその汚水は表面的な部分でしかありません。
また、アップライトバキュームは日常的に行う必要があるので、年間定期契約を締結したお客様には無償でお貸ししております。お気軽にご相談ください。
清掃費についてお悩みの方へ
次のようなことでお悩みでありませんか?
・現在頼んでいる定期清掃の価格は妥当なのか
・定期清掃の年間コストを下げたい
・今より丁寧な作業をしてくれる業者はいないか
・どのような頻度で定期清掃を頼めばいいか
もしも、清掃についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。