ロープ高所作業による窓ガラス清掃で、雨や雪の天気以外でもガラス清掃を中止する事象とは?

前回、10/26に行ったロープ高所作業によるガラス清掃が、強風のため中止した厚木市の物件を11/20に行い、ようやくガラス清掃作業が終了しました!

作業初日は雨で外側ガラス清掃ができず内側ガラス清掃だけ、予備日の2日目は強風で1面しかできず。で、ようやく3回目の11/20に全面ガラス清掃が終わったという感じです^^;

転落防止・風除けのために設置されているアクリル板をすり抜けてロープ高所作業によるガラス清掃をするという、非常にやりずらい場所が最終日にラスボスとして残ってしまいました…。

ロープを垂らす際も、アクリル板で下が見えないのでロープセットする際は、一人がパラペット部に乗り出し、一人がロープ固定をするという2人1組で行い、いざロープ高所作業によるガラス清掃の開始!

この日は風も全くなく、天気が良かったので絶好のガラス清掃日和だったんですけど、いかんせんアクリル板を跨いで設置したりと、通常のロープ高所作業の効率ではいかないものです…。

ロープ高所作業によるガラス清掃作業は、作業施工日とは別に『予備日』を設定させて頂いています。その理由は、雨や雪などの天候によって作業が出来ない場合と、強風など作業員の身の安全を確保する場合です。

特に後者は『労働安全衛生法第522条』で次のように定められています。

「事業者は、高さ2m以上の箇所での作業を行う場合においては、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、
当該作業に実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない」

 

<悪天候に該当する基準値>

  • 『強風』・・・10分間の平均風速が毎秒10m以上の風をいう
  • 『大雨』・・・1回の降雨量が50mm以上の降雨をいう
  • 『大雪』・・・1回の降雪量が25cm以上の降雪をいう
  • 『中程度の地震』・・・震度階級4以上の地震をいう

 

昭和34年に規定された古いものなので、現在の労働安全衛生やゲリラ豪雨など急な天候変化から考えると、関東1都3県ではこの半分ぐらいが作業中止の基準値とされています。いくら晴れていて天気が良くても、強風だと作業はできないということです。強風時は下記の動画のようにロープも流され、下を歩く歩行者にも危険です。

ですが、ビルメンテナンス・ビルクリーニング業界は、価格競争に飲まれ、数社見積を取った会社から安価の会社を選ぶことが多いです。近年では、人件費・移動燃料費高騰などで、安価でロープ高所作業によるガラス清掃業者も人件費確保のため、1日数件の物件を回ることが増えてきています…。

余裕を持たない清掃会社に依頼してしまうと、次の物件が押してしまうこと・作業日に余裕がないなどの理由から、強風でも作業を強行してしまうケースが多々あります。でも、そういった強行作業をすると墜落などの死亡災害につながり、清掃会社はおろか、発注者のあなたにも労働基準監督署の調査を受けることになります。

ロープ高所作業によるガラス清掃の作業日に、少しでも風が強いと感じたのなら、依頼している清掃会社にはすぐに中止を求めましょう!

清掃費についてお悩みの方へ
次のようなことでお悩みでありませんか?
・現在頼んでいる定期清掃の価格は妥当なのか
・定期清掃の年間コストを下げたい
・今より丁寧な作業をしてくれる業者はいないか
・どのような頻度で定期清掃を頼めばいいか
もしも、清掃についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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