GWの初日にお世話になっている不動産会社の社長さんから「●●物件が全室断水している」とご連絡を頂き、その日の午後にさっそく現地に伺いました。
現場に着いてみると、警報盤がなり続けていて加圧ポンプ故障の表示が点灯しています。
原因は2系統で給水を行っている弁が2つとも故障しており、熱を持ちエラーが出てしまった事です。
取り急ぎ、手動運転に変更し辛うじて生き残っていた1系統での給水に切り替え。不動産屋さんがGW連休に入っているため、現地調査報告書をまとめて、またいつ給水停止になるかわからない旨を伝えました。
GW中に見積もりを提出していたので、すぐにオーナーさんからの承認が下り、6月6日に加圧ポンプ更新工事と付帯する貯水槽清掃を行いました。
加圧ポンプ以外にもゲートバルブ・新規配管など、ポンプ以外にも新規製品を取付交換しました。
ポンプの交換工事が一通り終わったら、次に貯水槽清掃に取り掛かります。
随分の年月清掃をやっていなかったので、貯水槽内はかなり汚れていて通常よりも洗浄に時間が掛かりました。
貯水槽清掃が終わったらポンプ配管のテープ巻など細かい作業をして、積もりに積もった貯水槽の外観の汚れを高圧洗浄で落としました。
給水作業を開始して、2階の空き部屋で塩素濃度など水質検査のために采水して作業は終了です。後日、作業報告書と水質検査結果表をまとめた書類を提出します。
給排水設備は突然壊れることがあります。
小まめなメンテナンスやチェックをしておくと、急なトラブルに巻まれません。建物を利用するすべての人が快適に使えるよう、ビルオーナーさん・マンションオーナーさん・施設管理者さんは常日頃からメンテナンスを行っていきましょう!