カーペットクリーニングは安さ重視ではなく『国際ライセンス』を持っているかで選ぶべき理由!

あなたは「カーペットが汚れてきた…」「今頼んでいる清掃会社の仕上がりに満足できない…」と考えた時、どういった基準で清掃会社を探しますか?

  • とにかく安くてカーペットクリーニングをしてくれる会社(価格帯)
  • 少し他社より高くても見違えるようにキレイにしてくれる会社(仕上り重視)
  • 少し他社より高くても有名な建物をいくつか施工している会社(経験値が高い)

いろいろな基準があると思いますが、国際カーペットクリーニングのライセンス認定(IICRC)を得ている会社・スタッフがいる清掃会社を選択肢のひとつに入れてみませんか?今回は、4月14日に行ったCCT(カーペット・クリーニング・テクニシャン)の国際ライセンス認定を得ているスタッフによるカーペットクリーニング作業の様子をご紹介します。

公共施設で1日数千人歩行するところに貼られたタイルカーペット。男女トイレや多目的トイレがあるため、1階の導線部はかなり汚れています…。今回使用する機材は「トラックマウント」です。

給排水、洗剤の混入など、全自動なので作業効率の良い合理的な機械です。トラックマウントは日本ではまだ一般的ではありませんが、家の中でも土足文化のアメリカでクリーニングに携わるのであればトラックマウントは必須です。カーペット汚れの8割とも言われる乾いた汚れ「ドライソイル」を回収するため、清掃対象部分を丁寧にバキューム掛けしていきます。

バキューム掛けを終えたら、約110℃の高温水が吐出できるトラックマウントを使って、アルカリ洗剤を自動で希釈してくれるボトルを用いて洗剤をカーペットに浸透させ、汚れを分解・浮上させます。

時間を置いて希釈洗剤と汚れが反応し始めたら、より洗剤と汚れを混ぜるために洗浄していきます。

摩擦洗浄が終わったら、汚水回収とアルカリ濃度が高くなったカーペット面を中性にするために酸性洗剤を希釈したリンサー作業を行っていきます。多くの清掃会社はエクストラクターというポータブル汚水回収機を使うのですが、マコムでは吐出力と汚水回収力がパワフルなトラックマウントを使用します。

「アルカリ洗剤」と「酸性洗剤」を使うのはなぜか?
カーペット汚れの多くが「油汚れ」です。その油汚れの原因として日本では道路や歩道などでアスファルトが敷き詰められています。そのアスファルトには油分が含まれているため、知らず知らず靴底に油分が付着します。そのため、EV前や建物入口が油分が付着しやすく、建物入口や店舗入り口など汚れが目立つ原因です。
その油分をよく分解してくれるのが「アルカリ洗剤」。汚れを落としてくれる性質がありますが、そのままだと仕上りが悪くなったり再汚染などを引き起こしやすいのも特徴です。床洗浄ならワックス密着不良、カーペットならパイルが硬くなりゴワゴワに。そのため必ず『中和』をさせる必要があります。カーペットクリーニングはリンサーとして「酸性洗剤」を使うことで、パイルを中和させます。簡単にいうと髪の毛をシャンプー(アルカリ)で皮脂汚れを落とし、そのままだと髪の毛はゴワゴワしてしまいますが、リンス・コンディショナー(酸性)をすることで、髪の毛はなめらかになります。カーペットクリーニングはその原理と同じです。

トラックマウントを使った汚水回収とリンサーが終わったら、送風機を使いしっかりと乾燥させます。

タイルカーペットが乾燥したのを確認したら、多くの清掃会社はそこで作業終了ですが、マコムでは一手間作業を加えて、より仕上り・再汚染防止作業をしていきます。それが『バキューム作業』です。

実はリンサーで使用した洗剤の成分にクリスタル剤が含まれています。クリーニング不足によって除去できなかった汚れをクリスタル化し乾燥後、結晶化させます。また、重汚染部に起こる乾燥後の浮きジミ防止剤を噴霧して、再度乾燥後にバキュームを行います。こうすることで仕上りや浮きジミ防止など、長期間美観が維持されます。作業前後はこんな感じです^^

黒ずんでいる箇所があり汚れているように見えますが、ただ乾いていない箇所です^^;

『安さ重視で業者選び』なぜそれが悪いのか?

デフレが続く日本では、長らく「安くて良いもの」を探す風習があります。様々なサービス・商品に対して同じことが起こり、価格破壊が様々な業界に起きています。また、昨今の原価高騰・ガソリン費高騰などで私たちビルメンテナンス業界も洗剤や資機材などの『仕入』を行うので、私たち業界もサービス提供価格は必然的に上がります。

やはり安さを求めるのは十分にわかります。ですが『安さ』を求める以上、削る部分は『人件費』となってしまいます。そうなると利益率が低い会社は同日に別物件と抱き合わせをしたり、給料が低い作業スタッフのモチベーションも下がり、やっつけ仕事になってしまいます。そのため、除去できるものを除去しないということにも繋がります

安いから頼んだけど仕上りに満足しなかった、と作業後に後悔することにも繋がります。実際に、私たちマコムが現地調査へ伺った際、「前回頼んだ業者さん、安かったけど全然キレイにならなかったから、カーペット清掃はそんなものだと思っていた」とよく言われます。

安い業者にやってもらって半年保つのか、少し高めの業者にやってもらって3年保つのか?

カーペットクリーニングをしてもらった際、安かろうが高かろうがその時はいったん汚れは除去できます

ですが、カーペットクリーニングの特徴というのが、クリーニング後に起こりやすい「浮きジミ」というものです。浮きジミとは、洗浄したカーペットが乾いたら汚れが浮かび上がってきてしまう現象のこと。ここに清掃業者の『差』が出てきます。

清掃料金が安い清掃業者は、この浮きジミ対策を行わず清掃だけで作業を終えます。しかし、それなりの価格帯の清掃業者は1工程・2工程多い浮きジミ対策を行い作業を終えます。それはなぜか?答えは「コストがかかるから」です。

まずはカーペット清掃の流れを解説します。

1.カーペット専用バキュームでゴミやホコリを取り除きます
2.シミ抜きやホッチキスの芯などを取り除きます
3.前処理剤を噴霧して汚れを浮かび上がらせます
4.機械で摩擦(アジテーション)を加え洗剤と汚れを混ぜていきます
5.洗剤と汚れを回収、その際にリンサー剤を噴霧してカーペットを中和します
6.「浮きジミ防止剤」を噴霧してカーペットを乾燥させます
7.乾燥したら再度バキューム作業を行います

カーペット清掃はこのような流れなのですが、安くカーペット清掃を行う清掃業者は「6」の浮きジミ防止剤噴霧、「7」の再度バキューム作業を省略してしまいます。なぜかというと「浮きジミ防止剤が高いから」なのです。しかも原液使用なので、コスパが非常に悪いのです。

その為、「6」と「7」の作業を行わないので、「カーペットクリーニングしたのに変わらない…」という現象が起きるのです。中には、「4」の摩擦(アジテーション)をせずにリンサー機械ですぐに汚水回収をしてしまう清掃業者もYoutubeやインスタでドヤ顔でアップしている会社もいますね^^;

ですが、作業を省略するとその分仕上りが大きく変わってきます。一手間二手間入れることで仕上りはキレイになります。カーペット清掃・カーペットクリーニングをお願いしようと清掃業者を探す際は、以下のポイントで探すのがおススメです!

  • とにかく安くてカーペットクリーニングをしてくれる会社(価格帯)
  • 少し他社より高くても見違えるようにキレイにしてくれる会社(仕上り重視)
  • 少し他社より高くても有名な建物をいくつか施工している会社(経験値が高い)
  • カーペットクリーニングの資格・ライセンスを持っている会社(物件に見合った適切な作業をする)

マコムは上記3つを行える会社です。カーペット清掃・カーペットクリーニングをご検討の際は、一度ご相談ください^^

清掃費についてお悩みの方へ
次のようなことでお悩みでありませんか?
・現在頼んでいる定期清掃の価格は妥当なのか
・定期清掃の年間コストを下げたい
・今より丁寧な作業をしてくれる業者はいないか
・どのような頻度で定期清掃を頼めばいいか
もしも、清掃についてお悩みのことがあれば、どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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