集合住宅のベランダにある仕切り板。アパートやマンション住まいをしたことがある人なら、そこに貼られている「非常の際は、ここを破って隣戸へ避難してください」という文字を見かけたことがあると思います。
火事場の馬鹿力を利用して、非常時はここを蹴り破って非難するのですが、専有部の収納スペースに置けないスタッドレスタイヤなどの大型の荷物を置く人も増えてきていますね。
また、荷物が落ちて避難扉が破れてしまうケースがそれに比例するように増えてきています。
今回、そういった荷物が崩れてしまった、故意ではない避難扉交換工事のご依頼を頂きました。
※作業員のミスで写真が縦向きになっています。ご了承ください。
荷物の落下で避難扉が破れてしまい、風でバタつくので下半分を入居者さんが切ったという感じです。まずは既存のボードと枠を取り外します。
マンション管理会社さまから「茶色のボードで」とのことだったので、事前に塗装しておいた避難扉をはめ込み取付終了です。また、新しく「非常の際には~」のステッカーを貼りました。
避難壁を壊してしまった!修理はいくらぐらい?
「避難扉を壊してしまった・・」というお問い合わせは実は非常に多くて、月3回ほど同じケースのご相談を頂きます。電話や現地調査させていただき、入居者さんや管理会社さんにヒアリングを行ったときにわかるのですが、避難扉の交換工事の相場が結構不明確だそうです。
材料費自体はサイズにもよりますが5~6000円ほどなのです。ですが、そこから施工業者によって『取付施工費』『既存撤去処分費』『運搬諸経費』などが発生してきます。
また1枚交換なのか、下半分(もしくは上半分)なのかでも材料費が変わってきます。
「3万円請求された」「4万円弱料金がかかった」とネットで調べると相場が全然違います。
ですので、サイズにもよりますが15,000円~30000円を相場と考えてください。
今回、弊社の場合、工事個所の専有部からの工事ではなく、隣の部屋からの作業(ビス山が隣にしかなかった)で2部屋の入居者さんのご都合を合わせての時間外作業と塗装費用が掛かってしまったので、38,000円ほど掛かってしまいました・・。
施工業者によって金額はまちまちですので、色々と調べてみると同じ工事なのに料金が安くなるケースもあります。こういった工事は管理会社経由か地元の工務店でやりますので、数社から見積を取ることをお勧めします。
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